少子高齢化問題への「最後の挑戦」
2026年6月19日、特定非営利活動法人 結婚相談NPOと株式会社ロジナスが、スマートフォン向けに婚活ボランティアアプリ「お節介さん」をリリースしました。このアプリは、少子高齢化問題や就職氷河期問題といった深刻な社会課題を、国民全体で解決しようという強い意思のもと開発されたとのことです。私自身、この問題には長年心を痛めておりましたので、このような取り組みが始まることに大変期待を感じております。

「勝手にパートナー探し」という新発想
「お節介さん」の最大の特徴は、「婚活者さん本人の了解は後から得ればOK!婚活に悩む『婚活者さん』のパートナー探しを勝手に始める」という、一見すると大胆な仕組みです。これには驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、結婚相談NPOは、もはや「綺麗ごとを言える段階ではない」という判断のもと、この仕組みを採用したそうです。このアプローチからは、問題解決に対する並々ならぬ本気度が伝わってきますね。私としては、少子化問題の現状を鑑みると、このような思い切った一歩が必要なのかもしれない、と感じました。
アプリのテーマは二つ。
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結婚を諦めている層を婚活のステージに上げる
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従来のマッチングアプリや婚活で「条件婚」に苦労する層にも結婚のきっかけを創る
ルックスや年収といった条件ではなく、「おおよその年齢」「性別」「居住地」「推薦文」のみを判断基準とすることで、より多くの人に機会を提供しようとしています。また、自薦ではなく他薦であるため、自己主張が苦手な方にも有利な仕組みだと感じました。これは、これまでの婚活の常識を覆す、新しい風を吹き込む可能性を秘めているのではないでしょうか。


▼お節介さん公式ページはこちらです。
https://bridal-npo.org/osekkai-san/
「カスタネット」との連携で安心・安全なマッチングを実現
「お節介さん」は、個人特定情報を扱わない「出会いのきっかけ創り」に特化しています。この安全性と利便性を両立させているのが、きょうだいアプリである「カスタネット」です。婚活ボランティアは「お節介さん」を、婚活者は「カスタネット」を利用することで、お節介さん側では個人特定情報不要な仕組みを実現しています。
「カスタネット」は、結婚相談NPOと株式会社ロジナスのチームが2025年に先行リリースした出会いの信用情報サービスです。プロフィール項目の開示・非開示を細かく設定でき、オンライン名刺を交換することで本人性や独身性といったお相手の正確なプロフィールを知ることができます。この連携によって、プライバシーに配慮しながらも、信頼できる情報に基づいた出会いが可能になるのは、利用者にとって大きな安心材料だと感じました。

お節介さんでマッチング後、婚活者からカスタネットIDと認証コードを聞き出すことでデータが連携し、婚活者はカスタネット側でお相手を確認した上で、自身の意思で「紹介相手にプロフィールを知らせるか?プロフィールはどこまで公開するか?メッセージを送るか?」をご判断いただけます。初回メッセージの一往復は無料とのことで、費用を気にせず最初の一歩を踏み出せるのは、婚活ボランティアにとっても、婚活者にとっても嬉しいポイントではないでしょうか。
完全無料へのこだわりとゲーミフィケーション
このアプリが「完全無料」にこだわっている点も注目に値します。婚活サポートにおいて、たとえ少額でも料金が発生すると、結果に不満を感じる方がいらっしゃる可能性があるため、完全無料にすることで「お節介さん」への感謝の気持ちを常に抱きながらサポートを享受できるようになる、という考えがあるそうです。運営費はキャンペーンスポンサーからの費用で賄う「カンパウェア」の考え方を取り入れているとのこと。これは、社会貢献とビジネスモデルを両立させる、現代的なアプローチだと感心いたしました。
さらに、このアプリでは「ゲーミフィケーション」の仕組みを取り入れています。お節介さんは婚活者さんの登録・提案・マッチング等で「お節介パワー」を獲得し、ランキング上位に入ると景品がもらえるキャンペーンも実施されるそうです。少子高齢化問題を「ヤマタノオロチ」に見立て、皆でお節介パワーを集結してジパングを救うMMO仕立ての仕組みは、楽しみながら社会貢献ができる、ユニークな工夫だと感じました。


お節介パワーが50パワー以上で「ボランティア証明書(オンライン送付:無料)」、100パワー以上で表彰状の購入が可能になるとのことです。活動が形になるのは、やりがいにも繋がるでしょう。

多様な活用事例と社会への影響
「お節介さん」は、親御様がお子様の結婚相手を探す、自治体が地域おこし協力隊制度を活用する、企業がスタッフサポートとして導入するなど、幅広い活用が提案されています。商用利用は禁止されていますが、個人以外での利用はランキングからの除外手続きが必要となるため、事前申告が求められているとのことです。
AIによる試算では、人口減少を止めるには年間約113万組の婚姻が必要とされていますが、2024年の婚姻数はその半分にも満たない48万5,063組です。さらに、就職氷河期世代の未婚者約600万人への対策も急務であり、単身世帯の生活保護リスクを考えると、社会保障費増大の抑制にも「入籍しての支え合い婚」が有効である、という指摘には私も深く共感いたします。これらの具体的な数字を見ると、いかにこの問題が深刻であるかを改めて認識させられますね。
従来の婚活サポートの限界を超える
従来の婚活サービスには、「サクラ・詐欺・怪しいユーザーが多い」「本気度の低い相手が多い」「条件が良い人だけが結婚できる仕組み」「費用が高すぎる」といった不満が指摘されてきました。また、「条件婚を助長してしまうこと」と「自分から一歩を踏み出す人にしかサポートができないこと」が大きな課題でした。
結婚相談NPOは、この「婚活の舞台に上がれない問題」に長年取り組んできた団体です。「お節介さん」と「カスタネット」の併用は、これらの不満や課題の大半を解消し、結婚を諦めている多くの人々に、新たな希望の光を届ける可能性を秘めていると感じます。
企画者の想いと応援メッセージ
「お節介さん」の企画は、過去に実施された「親の代理お見合い」に着想を得ているそうです。お子様に内緒で親が相手探しをし、後から了解を得るというこの取り組みで、「親がアクションを起こしてくれていたことに感謝している」という声が多かったことが、「お節介の許容範囲」を意識するきっかけになったとのこと。日本ならではの温かい「お節介」が、現代の社会課題を解決する鍵になるのかもしれない、と温かい気持ちになりました。

いながきグループ代表の稲垣英夫氏からも、「日本の少子化を解消できる可能性を感じた」と応援メッセージが寄せられています。結婚相談NPOは、2013年設立以来、「障がい者の婚活」や「就職氷河期世代非正規雇用者の婚活」など、様々な困難を抱える方々の婚活を支援してきた実績があります。今回の「お節介さん」は、まさにその集大成であり、「最後の挑戦」と位置づけられているとのこと。その真摯な活動に、私も心から敬意を表します。

まとめ
「お節介さん」は、単なるマッチングアプリではなく、社会全体で少子高齢化問題に取り組むためのプラットフォームです。これまでの婚活の常識を打ち破るユニークな仕組みと、利用者への配慮、そして何よりも「社会を良くしたい」という強い想いが込められていると感じました。このアプリが、多くの人々の出会いを後押しし、日本の未来を明るく照らす存在となることを願ってやみません。行動する人から、出会いは動き出します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。賢作でした。


